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「我ら新潟ファン」県の魅力伝える講座(2) 食文化にひかれ宿開業

「我ら新潟ファン」県の魅力伝える講座(2) 食文化にひかれ宿開業
そうして雑誌編集の傍ら、農業生産法人を立ち上げ米づくりを始めた。さらには、新潟の風土に根ざした本物の食文化を継承しようと「雪国A級グルメ」の取り組みも。「B級グルメは焼きそばやうどんなど小麦粉が多いですが、A級はお米。永久に残したいという意味も込めました」。うまいもんの宝庫を体感してもらいたい 世界有数の豪雪地帯である南魚沼の森林が良質な水を供給し、魚野川が土壌を育む。そのため醸造業が盛んになり、膨大な雪は天然の冷蔵庫「雪室」として夏も使われ、食品保存にも優れる。 岩佐さんは「雪国の風土が美味しい水と酒と米を育んでいるんです」ときっぱり。 そんなうまいもんの宝庫を実際に体感してもらおうと昨秋、築150年の古民家を移築し、温泉宿「里山十帖」をオープンさせてしまった。躯体はそのままに、内部はベッドやソファーなどモダンな造りにした。 「実は地元の人に対するモデルハウス的な意味もあるんです。古民家を守ろうと我々も書くけれど、実は寒いし暗いし使いづらい。住んでいないから守れ、守れと言えるんです。でも、少しリノベーションすることで実に快適になる。それを皆さんはもちろん、地元の人にも知ってもらえれば」。そして「おいしい食べ物、雪国の風土であるケヤキの建物を一度に満喫してもらえる里山十帖にぜひ来てください」と話す岩佐さんだった。 新潟県観光協会の高橋昌孝さんは「2015年春に北陸新幹線が開通します。このセミナーを機に新潟ファンになっていただき、関西から来ていただければ」。 →「我ら新潟ファン」県の魅力伝える講座(1) 米づくりへ発起、会社ごと移住に戻る 1 | 2
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