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「ものづくり観光」をコーディネート 大阪モノづくり観光推進協議会/地旅特集・大阪

「ものづくり観光」をコーディネート 大阪モノづくり観光推進協議会/地旅特集・大阪
大阪で盛んな中小製造業を観光と融合し、修学旅行や観光客誘致に取り組んでいる団体がある。人工衛星から銅鐸まで 修旅中心に受け入れ 「ものづくりのまち」東大阪市でホテルセイリュウを経営する石切ゆめ倶楽部が、JTB西日本や中小製造業50社とともに設立した一般社団法人大阪モノづくり観光推進協会だ。会長兼代表理事には同倶楽部の土方啓詔社長が就任している。 同協会は東大阪モノづくり観光活性化プロジェクト協議会が前身。観光資源として捉えるモノづくり企業の工場や経営者を東大阪市域から大阪府下全域に拡大した。修学旅行で訪れた生徒らに地元企業の技術が見学体験できるプログラムを構築し思い出づくりをサポートしている。受入数は増加傾向で、ここ数年は5千人を超える。 職人の技に間近で触れられるのは貴重な体験 受入施設のうち、東大阪市内の主な企業を紹介しておこう。 アオキは人工衛星「まいど1号」の仕掛人・青木豊彦社長が経営する航空機部品、金型製造の会社。ボーイング社認定工場でもある先端技術を見学でき、青木社長の講演も聞くことができる。 上田合金は船舶バルブなどのメーカー。上田富雄社長は銅鐸や銅鏡の復元に成功したことでも知られ、銅鏡磨き体験ができる。上田社長の講演では「ものづくりの心」が胸を打つ。義肢装具製造の川村義肢では義肢モデル製作体験や工場見学ツアーを実施している。 上田合金・上田社長が「ものづくりの心」を語る ほかにも、グリコのおまけを生みだした宮本順三記念館やコンペイトウミュージアムもある。 いずれの見学体験のコーディネートはすべて大阪モノづくり観光推進協会が行ってくれる。 大阪府下の主な工場・施設見学プラグラム受入施設は以下の通り。 アオキ▽阿波安▽石切参道商店街振興組合▽上田工房吉田製作所▽上田合金▽大阪エヴェッサ▽大阪産業大学(1928年創立の大阪鉄道学校が前身)▽大阪商工信用金庫吉田支店(昭和4年創業)▽大西正曹(関西大学名誉教授)▽宮本順三記念館▽河内木綿はたおり工房草香▽川端ネジ製作所▽川村義肢▽関西演芸協会▽東方工業▽近畿大学▽グリーン大阪農業協同組合▽広光印刷▽鴻池新田会社▽小西金型工学▽大阪糖菓(コンペイトウミュージアムやお)▽サンクレスト▽シーホネンス▽JTB西日本▽下西製作所▽秀英▽昭和電機▽ダイアン吉日▽高瀬製作所▽鳥羽瀬社寺建築▽長尾鉄工所▽中農製作所▽日本化線▽野田金属工業▽東大阪スタジアム▽瓢箪山中央商店街振興組合▽河内一之宮枚岡神社▽福井プレス▽富士製作所▽松よし人形▽山本光学▽ホテルセイリュウ▽東海大学情報研究センター▽石切神社▽司馬遼太郎記念館▽天神橋筋商店街▽日本民家集落博物館 このほかにも講演・体験プログラムがある。 →堺市に15年3月、文化観光拠点オープン 利休と晶子がテーマ/地旅特集・大阪に続く 1 | 2
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