新型出生前診断 日本医学会が国内指針遵守を呼びかけ
妊婦から採取した血液でダウン症などの胎児の染色体異常が分かる新型の「出生前診断」について、日本医学会(高久史麿会長)は23日、医学会の認定を受けていない医療機関で無秩序に広がる恐れがあるとして、国内指針を守るよう呼びかける緊急声明を出した。中国の遺伝子検査企業が国内の医療機関に安価で検査を売り込んでいるとの情報があり、医学会の福嶋義光検討委員長は「どういう赤ちゃんを産むかには正確な知識と慎重な判断が必要とされる。無秩序に検査が広がるのは遺憾だ」と話している。