【世界史の遺風】(89)魯迅 中国を筆で救おうとした作家
すでに鬼籍に入られた同僚の先生と酒を酌み交わしていたときだった。年配の先生は共産党員でもあったし、東西対立もあった時代なので、ときに革命の話題になった。「もし日本で社会主義革命がおこったら、先生はどうなさいますか」と尋ねたら、先生は「どうもこうも理屈っぽいから最初に粛清されるだろうな」と平然としておられた。
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