往年の九州特急再び(2) 思い乗せゆっくりと
そんな貴重な体験ができるツアーには、200人近い人たちが参加していました。僕のような鉄道ファン向けの乗車プランのほか、ジパング倶楽部の商品として宮崎県霧島温泉に宿泊するプランや観光列車に乗るプランも用意されていました。思いは人それぞれ
結婚40周年を迎え夫婦で参加していた大野和彦さん(70)は「乗車時間が長くて少ししんどかったですが、関西にない車両に乗車できてよかったです。楽しめました」と懐かしそうに語ってくれました。
また、片道だけの「リメンバーにちりん」、往路には参加者それぞれのスタイルがありました。大阪府から参加した男性は「沖縄県を除いた日本全国の鉄道に乗ってしまったので、旅するきっかけが鉄道ツアーです。帰りは鹿児島湾をフェリーで渡ってバスと日南線を乗り継ぐ予定です」。
JR九州によると、485系は1970年代頃製造の古い車両で、九州新幹線全通前まで活躍していたそうです。現在ほとんど廃車になり残っている車両もわずか。定期運用はないものの、編成当たりの座席定員が多く、修学旅行や繁忙期の臨時列車などに活躍しているとのことでした。
余談ですが、僕もまっすぐには帰らず、話題のあの列車を追っかけ。さすがに今の自分では乗ることはできませんが、きっといつかは。僕にとってのリメンバー九州が早く実現するといいな。
話題の「ななつ星」
あらしん 鉄道をこよなく愛するヲタク。鉄ちゃん。一部私鉄を除き、全国の路線を乗車。鉄道好きが高じて車内販売員歴も。現在一人息子を立派にしよう?と鉄道のイベントに連れ出していたが、最近はなかなか付き合ってくれない
(トラベルニュースat 13年12月10日号)
→往年の九州特急再び(1) 日豊本線でリメンバーに戻る
1 | 2