【話の肖像画】作家・童門冬二(86)(1)朽ち果てないため「50代で学べ」
ボクが(51歳で)都庁を辞めたとき、実は何の展望もなかった。もちろん、作家になれるとも、なりたいとも思わなかったしね。美濃部(みのべ)さん(亮吉(りょうきち)知事、1904~84年)の退任とともにボクも目をつぶって飛び降りただけ。家族には「(都庁の)局長時代の給料は保証する」って大ミエを切ったけど、実際には退職金で食いつないでいた。4、5年は「後悔しなかった」と言えばウソになりますな(苦笑)。
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