【書評】『人生は喜劇だ 知られざる作家の素顔』矢崎泰久著
チャプリンの名言に、「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、俯瞰(ふかん)で見ると喜劇だ」というものがあります。この言葉ほど本書の内容を表すのにぴったりの表現はありません。本書がクローズアップしているのは、著者がかつて雑誌の編集人として公私にわたって付き合ってきた作家・文化人たちの人間模様です。三島、川端などのレジェンド作家も、五木寛之などの現役人気作家も、すべて実名で登場します。
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