旅行者の"声"で選ぶ「都道府県代表観光スポット」 トリップアドバイザーが発表
世界で旅行クチコミサイトを展開するトリップアドバイザーがこのほど発表した「都道府県代表観光スポット」。日本語のクチコミ評価をもとに人気1位のスポットを選出したものだが、「まあ納得」というものが多いが「びっくり」といったものも。あくまでサイトユーザーのクチコミによるものだが、実感のこもった「旅行者の声」を反映させた「TDFK47」は興味深い。岩手は中尊寺、東京はスカイツリー、岐阜は白川郷、京都は清水寺、広島は厳島神社、高知は桂浜、鹿児島は桜島など「これぞ」というような誰もが思い描くような有名スポットはさすがに強い。三重の伊勢神宮や島根の出雲大社、千葉の東京ディズニーシーなど今年話題のスポットももちろん選ばれている。
一方で静岡は航空自衛隊浜松広報官「エアーパーク」。世界遺産富士山や伊豆ではない。戦闘機の展示や体験で家族連れにも人気で、クチコミ評価は5段階で4.5。ちなみに山梨は富士急ハイランドだった。富士山は評価は高いが、エリアで捉えられているのか。
寺社仏閣が多いのも目立つが、秋田は男鹿真山伝承館(なまはげ館)が地域の伝統文化を伝える施設として堂々の選出。意外と自然景観は少ない。福井・県立恐竜博物館、和歌山・アドベンチャーワールド、大分・マリーンパレス水族館うみたまご、沖縄・美ら海水族館といった家族連れで楽しめる施設は満足度が高いようだ。
そのほかでは、海に架ける景観が美しい山口・角島大橋、独特の威容が話題の長崎・軍艦島といった新しいスポットにも注目したい。