観光庁と文化庁が連携協定　東京五輪に向け日本の魅力発信

観光庁と文化庁は11月20日、日本文化の観光活用や海外への発信に取り組むことを念頭に包括的連携協定を締結した。２０２０年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、連携して施策を展開、訪日外国人客の誘致を強化していく考えだ。五輪憲章に義務付けられた「文化プログラム」を16年のリオデジャネイロオリンピック後にスタートするにあたり、日本文化の魅力発信とブランド力強化を図ろうというもので、これまでにあまりなかった省庁を越えての連携で取り組みを推進する。 「文化プログラム」の企画立案や、地域の文化財や文化的イベントの観光活用・連携、羽田や関空など主要国際空港での伝統工芸品の展示や伝統芸能の公演など面で連携。訪日外国人客誘致のためのプロモーションや、両庁が持つ情報の共有などについても協力していく。 両庁は今後、定期的に情報や意見を交換する場を設け、施策を立案していくという。