【伝統×デザイン】手仕事の日本ふたたび 燕の鎚起銅器 一枚の板を叩いて生まれる
こんなメッセージに誘われ、上越新幹線の燕三条(つばめさんじょう)駅に降り立った。今月2日から5日間、金属加工と鍛冶で有名な新潟県三条市・燕市の54社が参加し、初のイベント「燕三条 工場の祭典」が開かれたのだ。「ものづくりに懸ける職人たちの真摯(しんし)な取り組みを、バイヤーやクリエイター、一般消費者らに広く見てもらうことで、的確な情報発信ができたら」と三条市役所経済部商工課の渋谷一真さんは狙いを語る。