【世界文化賞25年の歩み(1)】賞の意義 ますます確固に
世界の文化芸術の発展に貢献した芸術家に感謝と敬意を捧(ささ)げ、その業績を称(たた)える「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)が、今年で25周年を迎えた。絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5部門。受賞者は先月発表された5人を加えて129人となる。まさに「芸術のノーベル賞」と呼ばれるにふさわしい顔ぶれが並んでいる。16日の授賞式典を前に25年の歩みを振り返りつつ、賞の意義を改めて考えてみたい。