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京旅協、「十石舟」予約をIT化 協定機関との交流会で明らかに

京旅協、「十石舟」予約をIT化 協定機関との交流会で明らかに
京都府旅行業協同組合(山本芳孝理事長)はこのほど、京都市左京区のリーガロイヤルホテル京都で「協定機関との懇談交流会」を開いた。席上、組合の基幹事業の一つ「岡崎桜回廊十石舟めぐり」の予約IT化を進めることなどが明らかにされた。組合員、協定機関など合わせて約230人が参加した。懇談会で組合の現況を報告した京旅協の森野茂専務理事によると、クーポン発行高は1―6月は前年を若干下回る数値で推移したものの夏休み期から前年比103%と回復傾向を示しているという。「このままいけば年間トータルで前年の発券額を上回りそう」(森野専務理事)と見通す。 また、着地型観光の成功事例としても知られる岡崎桜回廊十石舟めぐりは今春、過去最高の1万6350人の利用があった。2012年から始めた夜間運航が周知されつつあることや、桜の開花が早く天候が安定していたことなどが要因。京旅協では現在、インターネットでの予約ができるようシステム開発を進めており、年内にはウェブでの受付を始める予定。森野専務理事は「事前予約でお客さんの利便性が高まり、乗船客の増加に期待しています」。 交流会では、京都市の門川大作市長があいさつし「東京オリンピックが決まりましたが、京都では2020年に『日本文化祭』を開きます」。東のスポーツ、西の文化の両輪で訪日外客を誘致したいとの構想を明らかにした。
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