広がる「妊活」授業 妊娠・出産正しい知識を
妊娠・出産の知識を身につけ将来に備える「妊(にん)活(かつ)」をテーマにした授業が教育現場に広がっている。晩婚・晩産化が進む中、高齢出産のリスクなどを啓発し、人生設計に役立ててもらうのが狙いだ。加齢に伴い妊娠しづらくなる「卵子の老化」は、これまで学校で十分に教育されてこなかった。政府が知識の普及を目指し、10代前半の女性などを対象に配布を検討した「女性手帳」は、批判が相次ぎ見送られたが、不妊治療経験者は「女性も男性も、悔いのない人生を送るために正しい知識を身につけて」と訴える。