伊勢神宮、式年遷宮 来月2日に遷御の儀 平安と繁栄の祈り
20年に1度行われる伊勢神宮(三重県伊勢市)の第62回式年遷宮のクライマックス、内宮(ないくう)の遷御の儀が10月2日、外宮では5日に、いずれも「浄闇(じょうあん)」と呼ばれる神聖な夜の帳(とばり)の中で営まれる。神様を新しい社殿に遷(うつ)して永遠の若々しさを保ち、国家の繁栄と国民の幸せを祈る遷宮。1300年以上前の飛鳥時代までさかのぼる歴史的祭儀とあって、参拝者数も今年は初の1千万人に迫る勢いで、関心はひときわ高い。