着地型の"原石"探しとツアーづくり 近畿運輸局・観光まちづくりセミナー(2)
着地型ツアーの端緒となる原石探しは、有名な「ルビンの壺」を例に図と地の関係を示した。「地」見出し宝探し
「壺にも、2人が向き合っているようにも見えます。柔軟な発想で地を見出すことが宝探しにつながります」。また「異日常」をキーワードに挙げ「地域外の人にとっては日常ではないものを探す。そのためには他地域を見ることが必要です」と話した。
ツアーづくりにあたっては「人とストーリー」にこだわる。ただ、地域の人はシャイで、なかなか旅行者と打ち解けないため、間を取り持つ通訳が必要だと小田切さん。
「地元おっちゃんをのせる人材の育成が欠かせません」と伝えた。その人材は、観光ガイドではなく、コミュニケーションの仲介者であり、だからこそ小田切さんが取り組むツアーは「コミュニティーベースド・ツーリズム」としている。
最後に参加者へ「一番見つけやすい宝は食」とアドバイスした。
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