日本酒のふるさと播磨を訪ねる JTB西日本がモニターツアー発売
JTB西日本(髙橋広行社長)は9月10日、兵庫県播磨地方の酒文化をめぐるモニターツアー商品「日本酒のふるさと『はりま』を訪ねる旅」を発売した。最高級酒米として名高い山田錦の産地・播磨の酒蔵をめぐり、名酒を堪能する。ツアーは、観光庁が地域資源の旅行商品化を促す「官民が協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」に選定されたもので、播磨地域12市町でつくる播磨広域連携協議会と、同地域の4酒蔵組合で構成するはりま酒文化ツーリズム協議会、同社姫路支店が連携して設定した。山田錦の生産を手掛け、伝統の酒蔵が点在する地域性から「播磨は日本酒のふるさと」を地域ブランドテーマに掲げ、ツアーを通してその魅力を伝えていく。
ツアーでは10月と12月の2回実施し、いずれも酒蔵を訪ねて生産現場を見学して名酒を生み出す匠の技に触れる。10月分は山田錦の稲穂見学と新酒の仕込み、12月は日本唯一の「石掛式天秤搾り」による新酒の搾り行程を特別に見学する。
また、ツアーには和酒ソムリエ・フードアナリストのあおい有紀さんが同行。宿泊旅館では播磨の名酒を集めての「きき酒大会」を開かれるなど酒好きにはたまらない企画も用意した。宿泊先は10月分が姫路市塩田温泉の夢乃井、12月分が赤穂市赤穂温泉の銀波荘。
日程は1泊2日で、10月26―27日と12月7―8日。料金は大人1人1万9800円から。募集人員はいずれも40人で、最少催行人員は30人。参加者にはツアー終了後にアンケートに協力してもらう。
問い合わせ・申し込みは、同社姫路支店 電話079―289―2120。