いちき串木野市へ今秋初めて「EATこバス」登場/鹿児島
鹿児島県いちき串木野市とJR鹿児島中央駅間の周遊観光バスが今秋から初めて走る。来年3月までの週末を中心に運行し、いちき串木野市の見どころやイベント、体験観光が楽しめる。乗車は無料。いちき串木野市は、東シナ海に面した鹿児島県西部に位置する。鹿児島市内からは車で30分ほど。薩摩焼酎の発祥地で「不老不死」の徐福伝説が残っている。
バスは、いちき串木野悠遊観光「EATこバス」と名づけ、いちき串木野の「いいところ」と特産のマグロやポンカンなどの食(EAT)を掛け合わせた。10月5日(土)から運行をはじめ、2014年3月までの土日に1日1便の計25便が走る。ルートは、九州新幹線の終着駅JR鹿児島中央駅西口を9時15分に出発、10時にJR串木野駅に着き、16時までいちき串木野市内を観光、JR串木野駅を経由して鹿児島中央駅に17時に戻ってくる。
市内観光は日によって異なり、ミカン狩りとマグロづくしの昼食(10月19日)や焼酎蔵を蔵人の案内でめぐるコース(11月24日)のほか、市の産品が一堂に集う「地かえて祭り」と焼酎の新酒を楽しむ日(10月27日)なども設定されている。陶芸体験(11月9日)を組み込んだコースもある。地元紙などに広報した結果、すでに10月5、12日と11月2日のコースは満席になっている。
乗車運賃は無料だが、保険・資料代として小学生以上500円がかかる。昼食代や体験料金は各自負担。3日前までに予約が必要だ。予約・問い合わせは、いちき串木野総合観光案内所へ。電話は0996-32-5256。メールは、参加者全員の名前と代表者の住所・電話番号、乗車場所(JR鹿児島中央駅か串木野駅)を記入して、yoka-yoka-info@vivid.ocn.ne.jpへ。