「瀬戸内観光宣言」(1) 地方運輸局連携で広域観光推進
中国運輸局(小橋雅明局長)が主催する第1回瀬戸内観光連絡推進会議がこのほど、フェリーさんふらわあ船上で行われた。広域観光を推進する「瀬戸内海観光宣言」を採択した。瀬戸内海モデルコースを構築
会議はフェリーさんふらわあが年に数回、瀬戸内海の昼間の景色を楽しんでもらおうと実施している「昼の瀬戸内海感動クルーズ」に参加する形で実施。近畿運輸局の大久保仁局長や九州運輸局の佐藤尚之局長のほか観光庁から志村格次長ら20人が出席し、大阪から大分まで12時間の船旅を体験した。
「昼の瀬戸内海感動クルーズ」で瀬戸大橋を通過
船上で採択された瀬戸内海観光宣言は▽映像を用いた国内外に向けた瀬戸内海の魅力発信▽歴史・文化などを活用した瀬戸内の島の魅力の磨き上げ▽既存航路の活性化とこれらの航路を活用した観光周遊モデルコースの設定と広報宣伝―など5項目からなる。
宣言内容を具体化するため、今年度事業として(1)新たな滞在型周遊観光ルートを開拓し国内旅行需要拡大や地域経済活性化を図る瀬戸内海モデルコース構築調査事業(2)近畿から九州エリアに立ち寄る瀬戸内海クルーズの推進事業(3)東京―大阪ゴールデンルートに続く新たな訪日旅行ルートを形成する九州―関西広域インバウンド促進事業(4)「せとうちサイクルーズPASS」の利用促進およびエリア拡大―などに取り組むとした。
→「瀬戸内観光宣言」(2) クルーズの振興をに進む
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