見捨てられたウクライナ東部の町、残されたのは高齢者とペット
「神が私を守ってくれる」。ウクライナ東部コンスタンチノフカに残る数少ない住民の一人、タマラさん(73)はそう話す。
「必要な時が来れば、神が私を救ってくれるはず。もしそうならなければ――」。タマラさんは肩をすくめて言葉を継いだ。「そのときは仕方ない」
タマラさんはここ40年間、同じアパートに暮らしている。薬物中毒の息子はロシア在住で、夫は何年も前に死去した。いま残っているのはタマラさんとネコだけ...
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