国内募集ツアー堅調 阪急交通社12年3月期決算
阪急交通社グループの2012年3月期(12年4月―13年3月)決算で、営業収益は前期比114.3%の340億8700万円、営業利益は同339.6%の24億5200万円だった。旅行事業で阪急交通社の総取扱額は同112.0%の3874億1400万円だった。募集型企画旅行の取扱実績では、国内旅行が同114%の299万人、海外旅行が同100%の90万人。国内は東京スカイツリーの開業に伴うツアー、四国八十八カ所巡りの商品などが好調だった。海外は領土問題の影響で中・韓が苦戦したものの、ヨーロッパを中心に順調に推移した。
今期については「価格競争から価値競争への転換」を図るとしている。国内旅行は出雲大社や伊勢神宮の遷宮による集客増が見込まれ、北海道や沖縄の長距離も復調し堅調に推移すると見通す。