「雨月物語」の上田秋成、現存する唯一の版木発見 貴重な出版資料
怪異小説「雨月物語」で知られる江戸後期の文人、上田秋成が著した枕詞(まくらことば)注釈本「冠辞続貂(かんじぞくちょう)」の版木が見つかり、所蔵する奈良大(奈良市)が18日、発表した。京都市中京区の古書店「竹苞書楼(ちくほうしょろう)」に残る約2500の版木を、奈良大の永井一彰教授(近世国文学)らが調査した。永井教授によると、秋成の著書の版木が現存するのは唯一という。
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