旅館青年部、各県で新体制(4) 聞いて伝えて発見/滋賀
滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部(池見嘉博部長=暖灯館きくのや)は5月29日、草津市のホテルボストンプラザで通常総会を開いた。役員改選では新部長に金子憲之さん(びわこ緑水亭)を選出。副部長に田中覚さん(料亭旅館寿志屋)、山本享平さん(旅館紅鮎)が就いた。
金子新部長は今期のスローガンを「聞いて、伝えて、発見する~インプットからアウトプットできる青年部」とし、旅館ホテル経営とニューツーリズムの研究を核にセミナー主体の事業を実施することを発表。「講師を呼んで話を聞くのではなく、部員が自ら発表を行うセミナーを2年間で10回開催したい」と話し協力を求めた。
金子新部長
退任する池見部長は、この2年間を振り返り「滋賀県観光の魅力について例会事業で学べたことは大きかった。全旅連青年部に出向してもらった金子さんと田中さん、山本さんには各分野で頑張ってもらった。金子新部長は2カ月に1回のペースで旅館経営のセミナーを開く計画なのでともにがんばっていきたい」と話した。
来賓として出席した滋賀県旅館組合の佐藤良治理事長は「親会の副理事長は4人体制となり、組合員を増やす体制ができた。青年部も部員増加を図ることができており、会員増加に努めたい」。
全旅連青年部の山口敦史・21代青年部長は、宿泊・観光業界の政策的課題の解決や客室販路の拡大とインバウンド対策など5つのミッションに取り組んでいることを紹介。
全旅連青年部の奥村昌樹近畿ブロック長は「近畿が1つになれるような新しい事業を展開したい」、滋賀県旅館ホテル生活衛星同業組合女将会会長の安達恵美子さんは「お客様にご満足いただけるサービスの実行と継続の必要性」を訴えた。