旅館青年部、各県で新体制(2) 「岳都信州」を発信/長野
長野県旅館ホテル組合会青年部(105人)はこのほど、長野県白馬村のホテル五龍館で2013年度総会を開き、新部長に丸山智彦さん(白馬村・山の郷ホテル白馬ひふみ)を選出した。退任する宮坂好俊・長野県青年部長(茅野市白樺湖・八子ヶ峰ホテル)はあいさつで「金融円滑化法が終了し、消費増税も目前です。青年部が一致団結し中央に対ししっかりと声を届けることが必要です。これからも個ではできないことを青年部組織で続けていきましょう」と呼びかけた。
丸山・新部長は「助け合い、人のために動くことができる日本人としての誇りを胸に激動の2年間をともに歩みましょう」と話した。
今期は「岳都信州」の魅力発信に力を入れる。「長野県は四方を山に囲まれた素晴らしい自然の宝庫です。山とともに育ち、これからも山と生きていきます」と丸山・新部長。新たに設置した岳都推進委員会を中心に信州の魅力の発信とトレイルランや新たな雪上アクティビティの体験開発に努める。
丸山新部長
総会終了後に丸山・新部長の旧知の間柄だという宮坂学・ヤフー社長が「岳都 長野県の魅力再発見」をテーマに講演した。宮坂さんはヤフーのミッションは「困っている人の問題を情報技術で解決すること。ネットにつながっていて、困っている人がヤフーの客」と話し「長野県の客は誰か、長野県がなくなると困るのは誰か」を考えてみてはどうかと提案した。
「ビーチが好きな人は困りません。困るのは山が好きな人。世界中の、日本の山ファンが困ります」。自身も山好きだという宮坂さんは数年後には、世界の山好きが信州の山に訪れる光景を描いてみせた。