大阪に根付くか インターコンチネンタルホテル大阪内覧会
このほど開かれたインターコンチネンタルホテル大阪の内覧会に本紙記者も参加した。ホテルジャーナリストの井村日登美さんが本紙コラムで書いている通り(5月25日号「ホテルあらかると」参照)、ホテルの全体像はつかみにくかった。それでもラグジュアリーなこと、市場を海外にも求めていること、ホテルのあるグランフロント大阪全体に言えることだが大阪らしさをあまり感じないことはわかった。例えばチャペル。祭壇後方の壁が揺れていると思ったら水が流れていた。レストランの角席は、頭上から足元まで窓が開き贅沢な眺望だった。だだっ広い屋内プール、雰囲気のいいエステルーム、和のテイストもあるスパなどなど。
そしてインバウンドや長期滞在向けだろう。プールやフィットネスルームは、宿泊者は無料で利用できる。上級客室の中には、キッチンを備えた部屋もあった。グランフロント大阪にコンベンション施設があり、会議に参加する外国人需要などを見込んでいるらしい。
あとは外面のステイタスではなく、「ええもんを安く買うこと」に誇りを持つ大阪人の支持如何か。