今夏の家族旅行は"価値訴求"(2) 近ツーは「夢かなえます」
近畿日本ツーリスト個人旅行は今夏、新商品「こどもの夢かなえます」を投入する。その名の通り、インストラクターにイルカの調教を教えてもらい一緒に泳ぐ(沖縄)、寝台特急で出雲へ行き一畑電車の列車運転を体験(島根)、園内を馬車やクルーザーで巡りお姫さま気分を味わう(ハウステンボス)など、特別な体験をラインナップした。また「3世代家族たび」では、近鉄電車の車庫を特別に見学したり(大阪)、今年式年遷宮を迎える伊勢神宮を家族専属ガイドが案内する(三重)プランを設定した。さらに「プレミアム家族旅行」としてリムジンで北海道を周遊するプランなど、通常のファミリー宿泊プランにはない旅行会社ならではの企画力を3商品でアピールしている。
夏休みの家族旅行を間際にウェブで決めるのではなく、子どもを主役に家族で吟味するところから提案する。
「勉強や宿題に追われ、ケータイやゲームに時間を奪われ、『子育ち』に不可欠な
ゆとりを失っている」(JTB「かぞKing」のパンフレットから)子どもたちに旅を体験させよう、というのが今夏の旅行会社からの提案だ。
→今夏の家族旅行は"価値訴求"(1) JTBは尾木ママ「旅育」に戻る
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