【紅と白 高杉晋作伝】関厚夫(218)雷電篇 回天(七)
之(これ)を思い亦是(またこれ)を思う 我が眼忽(まなこたちま)ち朧々(ろうろう)》 慶応2(1866)年正月(旧暦)、まだ松の内がとれていない一夕。晋作は、馬関(ばかん)(下関)の大坂屋に坂本龍馬をまねいた。そこで龍馬にもとめられるまま、かれは扇子に五言絶句をしたため、それを贈り物とした。
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