大阪集客塾(1)開講 「上司は社内ではなく市場」
浪花のカリスマ添乗員、平田進也さんが塾長を務める大阪集客塾が4月18日、大阪市北区のぐるなび大学で開かれた。保険会社や旅行会社、ホテル、飲食業など多種多様な約60人が参加した。「利益はブーメラン」
大阪集客塾は、モノを単品で売るだけではなく複数を組み合わせることでコトを興し、人を呼び込むムーブメントをつくろうというのが趣旨。
平田塾長は「今日はダンスパーティーです。虫みたいに触角を立てて、ええパートナーを見つけましょう。それがコトを興すスタートです」「こんな塾に来るぐらいやから皆さんは異端児でしょ。社内では異端児でいいんです。上司は市場ですよ。市場に支持されればいいんです」と冒頭からヒートアップ。サプライズゲストのお笑い芸人・グイグイ大脇さんや司会の北之坊千春さん、さらには参加者も巻き込んで、ぐいぐい平田ワールドが展開された。
平田塾長の心構えは「あげること。利益はブーメランです。投げなあかんのです」。おばちゃんに人気のツアーについて「お客さんの中にはド派手な格好で全然似合っていない服装の人もいます。ほかのお客さんは引きますが、僕はあえてそこを突っ込む。毒舌をかましておいて、後で救うんです。コップのふちを歩くようなもんですけど、それが一番利益率が高い。難しいから面白いんです」。「大阪のおばちゃんは必ず飴を持ってるでしょ。今度、飴屋さんに言って『旅行飴』作りませんかと。ぜったい売れますよ」などなど、自身の体験を伝え、塾生同士の交流を促した。
約60人の塾生を前に熱弁をふるう平田塾長
浪花のゲンキ印として行われた企業プレゼンコーナーでは、ぐるなびの稲田光則さんが外食産業の現状について紹介。外食大手10社の売上高よりコンビニの中食売上の方が大きいことなどから、ターゲットを明確にしたプロモーションの必要性を説明した。
「ざ・塾弁」と題したランチタイムを挟んだ質問タイム、参加者全員で名刺交換などもあった。塾生の1人は「刺激を受けました。次回も参加したい」と話していた。次回は6月4日19時から、ぐるなび大学で開催する。