沿海7県スクラム 瀬戸内ブランド推進連合が設立(2)
このうち観光プログラムでは滞在型クルージングの実現、瀬戸内の食ブランドの確立、サイクリングの聖地「瀬戸内」と自然とアートの楽園「瀬戸内」の実現を図る。意思決定は県知事会議 「かつてない広域観光」
瀬戸内には3本ある本四架橋の1つで自転車で走れるしまなみ海道があり、大型イベントである瀬戸内国際芸術祭が人気。しまなみ海道を聖地の核に据え、17年以降に「ツールド・瀬戸内」の開催も目指す。
夕陽は瀬戸内海の美しさのひとつの象徴
14年度の同推進連合の事業予算は5600万円。7県が事業ごとに分担し拠出した。主な事業としては公式サイトの開設、域内プロモーション、瀬戸内マップの制作、瀬戸内クルーズの運航、タイからの旅行会社の招請、首都圏のデパートなどでの瀬戸内ブランドEXPOの開催など。
全体予算を持つことや、意思決定を県知事で構成する代表会議で行うことについて、湯崎・広島県知事は「かつてない組織で広域観光のあり方に大きな一石を投じるもの。7県が一体となり瀬戸内ブランド構築と発信にしっかり取り組む。オール瀬戸内のためにがんばりたい」と強調した。
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