【伝統×デザイン】手仕事の日本ふたたび 文庫革
日本有数の皮革産地、播州・姫路(兵庫県)で生まれた「姫路革細工」。「革細工といえばすぐ姫路を想い起すほど、その名は遠くまで響きました」と柳宗悦(むねよし)も『手仕事の日本』(岩波文庫)に書いている。特産の白くなめした牛革を使った地場工芸は、古くから文庫箱などを飾る技として重宝されたが、江戸後期になると目利きの富裕層が集まる江戸にも伝えられたという。
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