自宅を襲った大地震、いつまでも続く激しい揺れ 記者が目の当たりにした惨状 トルコ
両親は恐怖で飛び起き、足元で揺れる地面に悲鳴を上げた。私は両親に身を隠せと怒鳴った。「すぐ終わるから、すぐ終わるから」。そう叫んだ私も、いつまでも終わらないような気がしていた。
時刻は午前4時15分過ぎ。私はトルコ南部ガジアンテップの両親の家にいた。最初の揺れを感じた時に、近隣の一帯が真っ暗闇になった。
最初はそれほど不安に思わなかった。またちょっとした地震だと思った。ここでは何カ月かごとに起...