二階・ANTA会長に韓国金塔産業勲章 業界3団体が祝う会
ANTA(一般社団法人全国旅行業協会)の二階俊博会長の韓国金塔産業勲章受章を祝う会が4月15日、東京・平河町の都市センターホテルで開かれた。韓国の申ガク秀(ガクは王へんに玉)駐日大使をはじめ観光関係者を中心に130人が出席した。申大使は「今日は嬉しい気持ちでいっぱいです。二階先生は日韓の太いパイプ役として常に親善友好に尽くしてきました。受章は韓国国民の敬意の表れです。観光には国と国を連結する大切な役割があります。現在、550万人の両国国際交流を1千万人時代にしていただきたくお願いいたします」と今後の活躍に期待を示した。
二階会長は日韓の国際観光交流を通じた友好親善への功績から、今年1月30日にソウルの韓国大統領府で李明博大統領(当時)から韓国最高位の国家勲章である「金塔産業勲章」を授与された。今回の祝う会は受章の栄誉を讃えようと日本観光振興協会、JATA、ANTAの3団体が発起人団体として主催した。
二階会長は「(両国間が)こういう時期だからこそ、ゆるぎない関係を持ち続けましょう。お互いの国を勉強しあって、心から信頼できる関係を作り上げていきましょう。日韓に中国を加えた3カ国のトライアングルをしっかり守れば、観光の将来は発展していくものと確信しています。今日は、ご厚意に感謝するとともに、この会を出席者全員の出発点にすることで意義ある会にしたいと思います」と謝辞を述べた。
謝辞を述べる二階会長