古城そびえる里に桜が満開 福井県坂井市丸岡
福井県坂井市丸岡観光協会の松本富男会長と酒井政雄事務局長、竹田の里づくり協議会の松川由紀子さんと広瀬惠子さん、市公共施設等管理公社の竹内孝治さん、市観光産業課の嶋川貴義さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、まもなく見ごろを迎える市内の桜を紹介した。丸岡町には、2つの桜の名所がある。1つは、現存する天守閣で日本最古と言われる丸岡城で開催される「桜まつり」。本丸周辺の霞ヶ城公園一帯には約400本のソメイヨシノが一斉に花をつけ「日本さくら名所100選」にも選ばれている。まつりが開かれる4月1―20日は夜間、天守閣がライトアップされ、300本のぼんぼりで桜が浮かび上がる。6―7日には地元をはじめ、姉妹都市・宮崎県延岡市の特産品を即売する城下市などイベントもある。
嶋川さんは「今年は初めて、子ども体験コーナーを開設します。ポリエチレンの破片で満たした『水のないプール』で宝探しをしたり、マジックショー、ご当地アイドルのライブもあります。ご家族でぜひお越しください」。
もう1つの名所は竹田の里のしだれ桜。120本ものしだれ桜が群生しているのは全国的に珍しく近年、花見客がどんどん増えているという。「しだれ桜まつり」は4月13―27日。期間中はライトアップするほか、20―21日には全国から75ブースが出展するクラフトフェアも行われる。
松川さんは「静かな山里で、1日まるごとゆっくりできます。会場に丸岡温泉があるので、風呂に入りながら桜を愛でるのもいいですよ」。広瀬さんは「里で採れた山菜もぜひ食べてください。私たちが作った緑干しぜんまいは美味しいよ」。
竹田の里は、丸岡から山中温泉へ抜ける国道364号線沿い。竹内さんは「北陸最大級の2つの水車が目印です」。
松本会長と酒井さんは「日本の象徴、城と桜が見どころのまちです。一度見てもらえれば、その良さはきっと分かります」。
福井県坂井市丸岡の皆さん