春は「流しびな」と「砂の美術館」 鳥取県鳥取市
鳥取市用瀬町で4月12日に開かれる「流しびな」、4月20日から第6期展示がスタートする鳥取砂丘「砂の美術館」のPRに、用瀬流しびなレディの長谷川範美さん、鳥取市観光コンベンション推進課の加藤禎之さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。毎年旧暦の3月3日に行われる流しびな。1年間の無病息災を願う江戸時代から続く伝統行事で、男女一対の紙びなを桟俵(さんだわら)にのせて千代川に流す。一番の見どころは着物姿に着飾った「幼な子の雛流し」でカメラ愛好家の絶好のモデルになっている。流しびなは、桟俵を購入すると観光客も体験できる。
長谷川さんは「この日は、町民もがんばって各家でも雛飾りを公開します。桜の開花とも重なります。私も小さいころ、ひな流しを体験しました。皆様もぜひ体験してください」。
鳥取砂丘砂の美術館は昨年、全天候型の常設施設がオープンし、イギリスをテーマにした第5期展示では53万人の入館者を記録した。4月20日に始まる第6期は、今年40周年を迎えるASEANとの友好を記念して東南アジアをテーマにした砂像が並ぶ。
加藤さんは「3月23日には鳥取自動車道が全線開通します。無料で通行でき、鳥取―大阪間は2時間30分で結ばれます。そのぶん、鳥取砂丘でゆったりと滞在ください」。
鳥取県鳥取市の皆さん