電気遊覧船で花見クルーズ 伴ピーアール、世界初の自然河川運航/大阪
伴ピーアール(伴一郎社長、本社大阪市)は4月1日からリチウムイオン電池推進旅客船(電気遊覧船)を使った「お花見クルーズ」を始める。大阪市の中心部を流れる大川を遊覧する。電気遊覧船は、リサイクル可能なアルミ合金製の船体にリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気モーターで推進する。低騒音、省CO2など環境にやさしい船で、旅客船として自然河川で事業化するのは世界で初めてだという。
船は全長15メートル、幅3.2メートル、重量12トン。旅客定員は40人。平均速力は4ノット。1時間の充電で6時間稼働することができる。
電気遊覧船
「お花見クルーズ」は大阪市中央区・天満橋の八軒家浜港から乗船。桜の名所大阪造幣局脇の桜宮橋、大阪アメニティパークに近い源八橋まで行き、そこから堂島川にかかる水晶橋を経て八軒家浜港に戻る。乗船時間は50分。
桜の眺めが美しいベストスポットで停船し写真撮影が楽しめるほか、中之島の剣先に設けられている噴水前を通過。迫力ある噴水を船上から見学する。
船は毎日11時45分から18時45分までの毎時45分に出港する計8便。1便の11時45分発は6日から運航するほか、15時45分発の5便は土日曜日のみ。19時45分発の9便は増発便。造幣局の通り抜け終了まで、毎日運航する。乗船販売価格は2千円。旅行会社への販売手数料も設定している。
伴社長は「静かで排ガスゼロ。川をまったく汚さない水都大阪にふさわしい近未来の観光船です。多くの人に乗船してほしい」と話している。
問い合わせは、旅プラザ 電話06―7650―6350まで。