鹿旅協のブランド「魅旅」がオプショナルツアーに 日本旅行が2プラン採用
「魅旅」のブランドで着地型旅行を推進している鹿児島県旅行業協同組合(中間幹夫理事長)のツアーが、日本旅行の商品にオプショナルツアーとして採り入れられた。中小旅行会社でつくる旅行業団体が造成した主催旅行を大手旅行会社がオプショナルツアーで販売するのは珍しい。同組合のツアーが展開されているのは、日本旅行が4―10月に設定している赤い風船「旅コレクション九州」。九州全域をカバーした関西発着の宿泊プラン型個人旅行で、現地で滞在、周遊するオプショナルプランを充実させている。
鹿児島県旅行業協同組合の主催で設定されているオプショナルツアーは「料理長に学ぶ本格薩摩揚げ作り体験と郷土料理を堪能」と「朝の錦江湾クルーズ」の2本。
薩摩揚げ作りは、薩摩料理の草分け的な名店、郷土料理さつま路で薩摩揚げ作りを体験し、郷土料理の昼食を食べる。料金は1人3500円。錦江湾クルーズは、8時過ぎに船に乗り込み、朝の爽快な空気の中で桜島を眺めるクルージング楽しむ。船内で朝食を食べることもできる(朝食なしのプランもあり)。幸運であれば野生のイルカに出会えるチャンスもあるという。朝食付き2500円、朝食なし2千円。
日本旅行では「オプショナルツアーは地元の風土や歴史、食や文化、人とふれあう体験やまち歩きが楽しめる。現地サイドと協力して販売していきたい」としている。