視察研修は福祉を、個人旅行はノルディックウオークを 長野県駒ヶ根市
長野県駒ヶ根市から、早太郎温泉郷・ホテルやまぶきの宇佐美誠さん、駒ヶ根高原リゾートリンクスの今澤誠司さん、中央アルプス観光大阪営業所の澤村大樹さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、企業や行政の視察、個人客向けのノルディックウオーク体験などをPRした。駒ヶ根市には、全国でも先進的な障害者の就労支援施設や、全国で2カ所しかない青年海外協力隊の訓練所がある。特に社会福祉関係では、市民の相互扶助をシステム化した「駒ちゃん宅福便」の取り組みなどが注目を集めている。市観光協会では、こうした取り組みの視察研修の受け入れを観光プログラムの一つとして整備し、大手旅行会社の法人担当などからの引き合いも少なくない。
宇佐美さんは「青年海外協力隊の訓練所も見どころです。海外の貴重な資料を見ることもできます。隊員派遣先の国々にとっても興味があるのではないかと思い、先日、東京の大使館でアピールしてきました。駒ヶ根ならではインバウンド素材として活用していきたいと考えています」。
また、早太郎温泉郷の旅館ホテルでは滞在プログラムとしてノルディックウオークに取り組んでいる。今澤さんは「澄んだ空気の中、美しいアルプスの山々を眺めながら自然を感じられる気持ちのいい体験です。一度でも歩いていただけると駒ヶ根高原の素晴らしさを実感いただけます」。
澤村さんは「駒ヶ根高原の爽やかさと中央アルプス千畳敷カールの雄大さを感じつつ、産業観光的な側面もご覧いただけます」と話していた。
長野県駒ヶ根市の皆さん