【話の肖像画】優しき医療求めて(中)国際医療福祉大学長・北島政樹
北島 そうなんです。当時は漢方が、なぜ効くのか分からない時代でした。その頃の慶応大学の漢方研究室は7平方メートルにすぎなかった。「これでは漢方の将来はない」と思い、私が医学部長になったとき、110平方メートルの部屋を用意したんです。代わりに、「2年以内に何で漢方が効くか西洋医学の技術を使って解明してくれ」と指示しました。
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