【本の話をしよう】「狭小邸宅」作家 新庄耕さん
≪欲望や滑稽さ、むなしさが象徴されている≫ 不動産業界の裏側を赤裸々に描いた「狭小邸宅」ですばる文学賞を受賞した新庄耕さん(29)。「あまりに面白すぎる!」(高橋源一郎氏)など、新人離れした筆力で選考委員から絶賛を浴びた受賞作が単行本化された。2月の発売から早くも重版。読むと胃が痛くなりそうな過酷さだが、そのリアルさが働く人たちの心を引きつけている。
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