クルーズが来る(2) プリンセスクルーズ
プリンセスクルーズ(米国)は4月から3カ月間、サンプリンセスの日本発着クルーズを実施する。横浜、神戸港を起点に9泊から12泊の9コースを運航する。早くも14年増強発表
日本での販売元のカーニバルジャパンによると、これまでのクルーズ市場をけん引していた高齢者層に加え、若年層や家族客の予約も多いという。従来の高料金のイメージを打破する9泊12万4千円からという価格設定や、日本人スタッフが数多く乗船し対応するなど敷居を下げた受け入れ態勢が奏功したほか、2種や3種の旅行会社にまで間口を広げ販売セミナーを繰り返し開いたことも要因とみている。特に、セミナーでは中小旅行会社の新たな収益源としてクルーズ市場の開拓へ共闘を訴えていたのが印象的だった。
初年度の手応えから、14年には2隻体制で臨む。7万7千トンのサンプリンセスに加えて、11万トン型のダイヤモンドプリンセスを投入。コースは42本に増やし、10万人の販売を目指す。
「サンプリンセス」
旅行会社での販売拡大にも引き続き意欲を示しており、独自の教育システムを実施するという。マスコミなどに大きく取り上げられ日本での認知は高まっているが、寄港する韓国や台湾での反響も大きいという。
(トラベルニュースat 13年2月25日号)
→クルーズが来る(3) ななつ星in九州に続く
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