今年はやっぱり伊勢神宮・出雲大社 JTB「寺社参拝」アンケート
伊勢神宮、出雲大社...今年は寺社参拝がくる? JTBはこのほど、ウェブアンケート「たびQ」で「寺社への参拝」についての調査を行った。やはり今年は伊勢神宮、出雲大社という節目の年を迎える2大寺社への参拝旅行の人気がうかがえる結果となった。今年は伊勢神宮(三重県)が20年に一度の式年遷宮、出雲大社(島根県)が60年ぶりの本殿遷座祭と数年がかりで進められてきた節目の行事が相次ぐ年。寺社に注目が集まる年だが、「今年、参拝に訪れたい寺社はあるか(初詣、厄払い、冠婚葬祭は除く)」の問いに対して、41%があると回答した。
「参拝に訪れたい場所」のトップはやはり伊勢神宮で450票。2位は出雲大社で225票と、3位の厳島神社(広島県)50票以下を大きく引き離しており、この2社の人気は群を抜いている。次いで明治神宮(東京都)、清水寺・地主神社(京都府)と続く。創祀1900年を迎える熱田神宮(愛知県)は鶴岡八幡宮(神奈川県)と並んで6位だった。
訪れたい理由は、伊勢神宮は「式年遷宮で特別な年」に加えて「おかげ横丁も楽しい」(30代女性)。出雲大社は「良縁祈願に行きたい。足立美術館など周辺も行ってみたい」(30代女性)、厳島神社は「世界文化遺産で、景観も美しい。周辺の観光もあわせて」(40代男性)と、参拝や良縁祈願といった精神性を求める要素に加え、周辺の観光が重要視されていることがうかがえる。
「昨年、実際に寺社に参拝した(初詣、厄払い、冠婚葬祭は除く)」人は52%。訪れた先は上から伊勢神宮、出雲大社、明治神宮の順で、厳島神社は圏外。今年の参拝希望順位が3位なのは大河ドラマの効果がじわじわと出てきたのだろうか。
JTB広報室では商品販売面での寺社の扱いについて「伊勢神宮と出雲大社は今年に向かって、数年前から女子旅に縁結びなどの形で組み込むなどしていましたが、やはり今年は注目が集まっています」と話している。
アンケート調査は1月17―24日に実施。有効回答数は3616。