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【紅と白 高杉晋作伝】関厚夫(144)奇妙篇 転々(三)

【紅と白 高杉晋作伝】関厚夫(144)奇妙篇 転々(三)
《実にありがたさ身に余って当惑し、また冥加至極(みょうがしごく)の次第でございます。つまるところは、わたくしがこれまで身命を抛(なげう)ち、ご奉公いたしました真情が天地の神に通じたのかと、ただただ恐れ入っております。今後はなおさら生死は度外におき、着実忠勤つかまつります。その点、ご安心くださいませ》 文久3(1863)年10月2日(旧暦)。長州藩のあたらしい“藩都”の山口で前日、「160石で新規召し抱えのうえ奥番頭(他藩の側用人)格とする」という辞令を受けた晋作は、父・小忠太に喜びと抱負をそんなふうにかきつづっている。
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