群馬で国内観光活性化フォーラム(2) 全国から会員2千人
フォーラムは2003年に大分県で第1回目を開催。国内観光の活性化を目的に、国の観光政策や最新の国内観光のトレンドを会員と共有する役割を担ってきた。今後の国内旅行のエースと期待される着地型旅行「地旅」の普及にフォーラムが果たしてきた功績も大きく、全旅が創設した地旅大賞の表彰式の舞台にもなっている。国内外の課題へ「観光がリーダーに」
式典には主催者側から二階会長、元首相の福田康夫名誉実行委員長ら、来賓では観光庁の井手憲文長官、群馬県の大澤正明知事、前橋市の山本龍市長が出席。次回開催地の和歌山県からは仁坂吉伸知事が参加した。
二階会長はあいさつで「今日が群馬の観光の日だと言われるよう、全会員が全力で送客し期待に応えたい。全国津々浦々に観光の輪を広げたい」と抱負を述べた。また、3・11を機に、事前防災を重視した国土強靭化基本法に取り組んでいることを報告したほか、日中、日韓の関係について「皆さん心配していることと思いますが、観光がリーダーとなり交渉を進めることが大事です。力を尽くしたい」と、国内外の大きな課題への対応に意欲を示した。
大澤知事は「震災で群馬観光は大きなダメージを受けました。(ANTAによる)新しい旅行需要の創出と送客に期待しています」と話した。
フォーラムでは井手長官が最新の観光行政について話したほか、地旅パネルディスカッションなどが行われた。
次回、第10回フォーラムは2014年2月11日に和歌山市で開催する。和歌山県内の地旅商品を造成し、ツアー参加者とフォーラム参加者で1万人規模の開催を目指す。全旅では、フォーラムに併せ和歌山県全域を会場とする「地旅博覧会」を開く。
(トラベルニュースat 13年2月10日号)
→群馬で国内観光活性化フォーラム(3) 地旅普及へ速度上げに続く
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