羨ましいでしょうか-Northstar2013(3) ティッシュをください
こんにちは。今回がノーススター・レポート最終回その1です。まだ終わりません。日本はどう? スキー場のホスピタリティ
生まれて初めて海外のスキーリゾートへ行き、雪質の素晴らしさ(その時はコロラド州のスキー場でした)だけではなく、スキー場のホスピタリティに触れて愕然としてから8年。それ以来毎年1月のトップシーズンに1週間北米へ滑りに行くチャンスに恵まれています。
最初はびっくりしたサービスも、毎年のことですっかり慣れて驚かなくなってしまっているここ最近です。書く方もなんだか「いまさら」という感じにもなりつつあり、今回は総まとめとして、「日本のスキー場頑張れ」の気持ちを込めて、私が感じてきたアメリカのスキー場の良いところを改めてレポートしたいと思います。
場内の案内&インフォメーション
ゲレンデマップは当然として、時計や天気、気温、レストランの営業状態、イベントの告知、24時間以内のグルーミングバーンの情報などなど、スキー場の広告も含めたくさんの情報が場内のあちこちに、しかもデザイン的に統制のとれた形で掲示され、または手に取って持っていけるように準備されています。
また「i」のマーク(information)をユニフォームの背中に付けた場内案内係の人をあちこちで目にします。普通にスキー、スノボの板を履いてゲレンデにいます。情報を提供してくれる以外にも、もしかすると自分たちが滑ることで利用者の目からスキー場をチェックしているのかもしれません。
日本のスキー場はどうでしょう。確かにリフトが数本とそれほど大きな規模ではなければゲレンデマップを見るまでもなく滑り下りればセンターハウス前ということになるのかもしれません。グルーミングしているバーン、不整地バーンを分けるほどではないのかもしれません。でも、せめて場内の時計が壊れたら、シーズン中ずっと11時を指したままで放置はしないで、すぐ直してほしいものです。グローブをはずしてスキーウェアをめくって腕時計を見る、もしくはポケットからスマホで時間を確認するのは、ちょいと面倒くさいものです。
ティッシュ&ゴミ箱
リフト乗り場にティッシュが設置してあって、その横にはゴミ箱、またリフトからまっすぐ滑り降りたところにも大きなゴミ箱。これには最初感激しました。寒いところで鼻水が出るのは当然。そりゃ日本ではポケットティッシュが無料で配られていますし、スキーウェアのポケットに1つや2つポケットティッシュは入れてあります。でもそれがリフト乗り場に必ず置いてあるとしたら何と助かることか。
リフト乗り場にティッシュがあるとは。何と助かることでしょう
そんなことをするとリフトから捨てる人が出てスキー場が汚れる? うーん、それは日本人としては悲しいことですね。日本に来る外国人からは「日本の街中にはなんでこんなにゴミ箱がないのに、チリ一つ落ちていなくて綺麗なんだ」と称賛されているのに。
今年のノーススターの山頂レストラン(会員制ではなく誰でも行けるレストラン)では、外から入ってくると、レストランのスタッフがドアを開けて歓迎してくれ、「ウェルカム」と言いながらティッシュも手渡してくれるサービスをやっていましたよ。
アラフォー・由紀子 東京で自転車ガイドツアーを運営するアラフォー女子。昨年はカヤックツアーも始めました。だけど冬はスキーです。今シーズンも滑ってますよ。
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