酷暑は「命にかかわる問題」 アジアの出稼ぎ労働者ら
世界各地で異常な暑さが続くなか、アジアの出稼ぎ労働者らは命の危険にさらされながら屋外での作業を強いられている。
インド北西部出身のラジさん(32)は7月30日、シンガポール中心街の建設現場でセメントと砂の袋を運んでいる時に激しい頭痛を覚え、数分のうちにひざをついて嘔吐(おうと)を始めた。体に力が入らず、頭がくらくらしていた。
ラジさんは2児の父。アジアの建設現場や造船所、鉱山、工場、農場などで...
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