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岡山湯郷温泉街で「ガラスのクリスマス」 岡本常秀さん(ガラス作家)(2)

岡山湯郷温泉街で「ガラスのクリスマス」 岡本常秀さん(ガラス作家)(2)
―旅館でガラス作品を展示するとなると、酒が入った人もいるわけですから破損の問題や作家さんたちへの謝礼といった点ではどうなんですか。 旅館が自分たちの思いを表現する場所に 岡本 破損しにくい展示にしていますし、もし破損ということになっても仕方がないと思っています。作品すべてに保険をかけていたら莫大なものになりますから。謝礼などはありません。旅館での交流会をご用意いただくだけで、ガラス作家の仲間と旅館の人たちと懇談しながらお酒を酌み交わすことが最大の楽しみになっています。 ―展示作品が売れるといったような作家のメリットを教えてください。 岡本 販売目的の考えはあまりありません。私たちの考えや姿勢を理解していただいている作家さんばかりなので、自分たちの思いを表現できる場所を提供いただいているということで、湯郷の旅館や飲食店の方々には感謝しています。 旅館の中にはお客様から好評なので常設して販売させてほしいといったところもありますが、販売目的よりも旅館や飲食店、そして地域の人たちとじっくり時間をかけて造りあげていく楽しみの方が大きいですね。 ―ガラスのクリスマスに出展される作品は毎年違うのですか。 岡本 今年作った作品を展示してほしいといっていますので、毎年新しい作品が登場します。 ―今後の取り組みは。 岡本 今年はガラスの体験や複数のガラス作家が即興で作品を共同制作するイベントを行います。 来年、瀬戸内海の各島で瀬戸内国際芸術祭2013が開かれます。これは海の芸術祭ですが、ベネッセさんと話を調整している段階ですが私どもの方は山の芸術祭としてリンクさせた展開を考えています。 「人をつなぐ美作アートプロジェクト」は13年4月から14年3月まで開くイベントですが、このイベントがリンクイベントで、「山の芸術祭」として位置づけているものです。美作市内各地を舞台に有名作家による芸術作品の制作や展示などを行います。展示物は事業終了後も見学できるよう考えています。 ○ 【ガラスのクリスマス】12月8―25日、湯郷温泉街で開催。入場料無料。体験の場合は有料。 →岡山湯郷温泉街で「ガラスのクリスマス」 岡本常秀さん(ガラス作家)(1)に戻る
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