【福田徳行のみちのく見聞録】3年後には通過駅? シャッター街で思う“県都”の街づくり
先月、福島支局から1年ぶりに地元・青森支局に再勤務となった。久しぶりに会う友人は皆元気で、旧知の県職員や取材先、さらにはマスコミ関係者からは「福島勤務ご苦労さまでした」「お帰りなさい」と迎えられ、わが家に帰ってきたような錯覚さえ覚える始末。とはいえ、福島県で取材で出会った人たちのことを思い出し、日々ニュースで伝えられる福島の出来事が気になり、いまだに頭の半分は福島県の「今と未来」で占められている。「それではいけない。青森の出来事を読者に伝えるのが自分に課せられた責務」と言い聞かせながら、原稿を書いている。