OTOA関西支部がワークショップ 海外の現地情報提供
日本海外ツアーオペレーター(OTOA)協会関西支部(長島敏彦支部長=ウニベルツール)はこのほど、大阪市の北区区民センターでワークショップを実施した。OTOA関西支部会員とサプライヤーが出展し、旅行会社に最新の現地情報などを提供した。関西支部がワークショップを開くのは4回目。大阪のほか広島や岡山でも開催してきた。2013年度の商品化につなげようと、この時期に開催。申し込み段階で、これまでの開催時を上回る80社から約110人が参加した。
商談会にはOTOA関西支部36社のうち30社と、航空会社や政府観光局など19のサプライヤーが出展。現地ホテルや食事、体験型観光プログラムなどを旅行会社に提案していた。
そのうち、中南米の地域情報を提案していたランドオペレーターは、サッカーW杯やリオデジャネイロ五輪など大規模イベントの開催をアピール。「万博の開催計画もあり、ブラジルや南米が注目を集めるのは間違いありません。日本から南米へは年間でまだ15万人程度しか渡航していないので、市場開拓の余地は非常に大きい」と熱心にセールスしていた。
長島支部長は「LCCの台頭など、我々にとっては中抜きが進展する厳しい状況にあります。今回は自社オペのない第2種、3種の旅行会社の人たちに積極的にお声がけしました。OTOAの認識を高めてもらい、関西の海外旅行マーケットを盛り上げていきたい」。