国内初本格LCCの6カ月(3-2) 他業種コラボも積極的―ピーチ
―ということは機材もさらに増やすのですか。チャレンジングな収支目標
13年度上半期には10機体制になります。そして16年度には20機を予定しています。ただ、航空業界にはどうしてもイベントリスクが出てきますので、無理のない範囲で路線を張る。例えば、今のような状況で中国は無理ということになると、調子のいい北海道を10往復にするとか、需要を見ながらやっていきたいですね。
―収支的な見通しは。
単年度黒字は14年度、16年度に累損一掃を目標に掲げています。なかなかチャレンジングで、社内ではあまり言わない方がいいんじゃないと言われていますけど。
―大量に乗ってもらって料金を安くするモデルである以上、4機ではやはり厳しいですか。
4機で回して、例えばどこか弱い路線があるとそこに引っ張られてしまいます。これが10機体制だと、ほかのところで収益を上げることができます。スケールメリットですね。4機だとキツイ。10機になるとかなり楽になります。
―ライフスタイルを変えると意気込む御社は、異業種から見て魅力的でしょうね。
コラボレーションはどんどん広げていきたいですね。NTTドコモのローミング訴求のお手伝いを韓国線でしました。何かお話をいただければ積極的に検討していきたいですね。特に、我々は広告を出せないんで、先方の広報関係のネットワークで、弊社が到達できないようなところへ告知していただいたりするとは非常に大きい。双方にメリットがあればと思っています。
―最後に、課題を挙げるとしたら何でしょう。
就航からとにかく走り続けてきました。まずは飛行機を飛ばそうと一生懸命でした。で、気づけば半年で60万人。えーっもうそんなに乗っているんだ、という状態です。ちゃんと優先順位をつけて仕事をしていかないと皆疲れちゃいますよね。安全安心を第一に、オペレーションの部分で言えば定時就航率を上げて運航品質を高めていく。当たり前ですけど、やはり永遠の課題でしょうね。
「運航品質向上は永遠の課題」と百目木さん
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先日、初めてピーチに乗った。狭い、狭いっていう先入観があったけど1時間少しのフライトではまったく大丈夫。機内サービスの価格設定も良心的。300円につられて、ついビールを何本か。客室乗務員さんから報告が上がっていたらゴメンナサイ。降り際、酔っ払い顔で「ドメキさんにヨロシク」って言ったのは私です。 (T)
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