電力融通、火力検査先送り、節電目標…大飯原発停止で迫られる3つの対応
原子力規制委員会の専門家調査団は4日、関西電力大飯原発(福井県)の敷地内を走る断層が活断層であるかどうかについて結論を持ち越した。だが、一部の委員から「すぐに運転を停止して調査すべきだ」との意見も出るなど、先行きは予断を許さない。実際に大飯3、4号機が稼働停止となれば、政府や関電は今冬の電力需給対策の練り直しが必至。大規模停電を回避するには「電力融通」「火力発電所の検査先送り」「数値目標付き節電目標」という対応を迫られる。