コロナ禍で世界の1億人近くが貧困に、貧富の格差は拡大
ディパリ・ロイさん(20)は食べるためのお金さえなかった。
バングラデシュの首都ダッカでディパリさんと夫のプラディップさんが勤めていた縫製工場は2020年春、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて大量の人員を解雇。ロイさん夫妻も仕事を失い、生活費を切り詰めるため、地方への転居を余儀なくされた。
世界銀行の推計では、20年のパンデミックのために世界で9700万人が、1日2ドル(...
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